前回の烏枢沙摩明王に続き、今回はお台所を守ってくださる三寶荒神について触れてみたいと思います。
日本には神仏習合の複雑な歴史があり、神道の神々や土着の神々、仏教の神々が統合されて同一神となされた文化があります。
三寶荒神は不浄や災難を払い、火難避け、かまどを守る神として、神道、仏教にて信仰されています。
お姿は三面のお顔に6つの腕(三面六臂)の仏像やおふだをよくお見かけいたします。
様々な神々の要素を持つため特殊なエネルギーがあり、複雑な構造をしていてとても強いエネルギーをお持ちの方だと感じます。
また、その強い光のエネルギーで祀る人々を不浄なエネルギーから守り、浄化している印象です。
おふだの祀り方は、お台所の目線より上で、油汚れやほこりが飛ばない清潔なところにて、
北向きを避けて祀るのが良いと僧侶の方に教えていただきました。
いただいたおふだは1年に一度交換します。
お台所のエネルギーを浄化し、より良いエネルギー環境の中で食に向き合ってみてはいかがでしょうか。
食というのは健康な体と心を作るうえで非常に大切です。
アーユルヴェーダ(インド亜大陸の伝統医学)や中医学薬膳でも、食べるものから自然のエネルギーを吸収し、
心身を正常な状態に保つことを伝えています。
不調な状態の時、陽のエネルギーが必要な時は、三寶荒神をお祀りする神社仏閣を訪れ、厄災をお祓いしていただいたり、おふだをいただいてきてお祀りされてみて下さい。
