
12月25日、今年もマグダラの聖マリア洞窟教会のミサに参列し、
感謝と共に今年こちらにお連れした皆さまの更なるご活躍と幸せを願ってまいりました。
洞窟内に響き渡る讃美歌「Gloria in Excelsis Deo」が非常に美しく、
教会全体を優しく美しい光が包み込んでおりました。
礼拝が始まる前に修道士の方が振り香炉を使用し、神に祈りを捧げるために乳香が焚かれました。
最近は振り香炉を使用する教会は少なくなってきたと聞きます。
乳香はイエス・キリストの誕生を祝って東方の三博士が送った3つの贈り物のひとつで、
神に祈りを捧げたり、浄化する際に古代より使用されてきた神聖なお香ですので、
使い続けていく伝統が残っていくことを願っております。
洞窟教会でも、ミサの最後まで神聖な香りが焚かれておりました。

写真はイエス・キリスト誕生を表しており、12月になるとヨーロッパの教会でこの降誕場面を見ることができます。
主にイエス・キリスト、天使、聖母マリア、聖ヨセフ、東方の三博士、羊飼いと羊、ロバが置かれていることが多い印象です。
また、初めから全て置かれている場合と、イエス・キリストだけクリスマスに置かれる場合があります。
地方によって着ている服や装飾が少し異なりますので、クリスマスにヨーロッパを訪れる際はぜひ教会に足を運んでみてください。