聖地のエネルギーができるまでの流れや、人々との関りについて触れてみたいと思います。
聖地のエネルギーができるまで
信仰のため、歴史や文化を学ぶため、癒しや精神を高めるためなど、聖地を訪れる人々の目的はそれぞれですが、
いつの時代も神聖な場所は多くの人々を惹きつける魅力的なエネルギーを持っています。
では、そのエネルギーはどのようにしてできるのでしょうか。
まず聖地となる場所は、宇宙からエネルギーが降りて来やすい場所が鉄則となります。
例えば、元々土地の波動の高い場所、意図を持って作られた場所(ストーンヘンジなどの巨石群など)、
磐座などが降りて来やすい場所として挙げられます。
次に、その土地に降りてきたエネルギーがどのような特性を持つのか、なのですが、
宗教儀式として使用されている場所、人々の信仰が集まる場所、
清流、火山、太古からある美しい森や湖など自然のエレメントがある場所も、
その土地のエネルギーの特性を作る要素となります。
例に挙げると、モンサンミッシェルなどは大天使ミカエルへの人々の信仰が光となり、
信仰の祈りが光のエネルギーを拡大し、一つの柱となって、より大天使ミカエルが降りて来やすい場所となるイメージです。
このように、降りてきたエネルギーがどのように変化するかは、その土地の環境、人々の信仰などの条件によります。
琵琶湖のエネルギーの記事を書いたときに少し触れたのですが、エネルギーが何層にも重なっている聖地というのは結構あります。
日本は自然崇拝、神仏習合の歴史がございますので、個人的には一つの場所でも様々なエネルギーに触れて、
学べる良い機会ではないかと感じています。
世界にも何千年もの間、様々な信仰を経て現在に至る聖地が数多くありますので、
機会がございましたらそのエネルギーに触れて感じてみて下さい。

人々との関りについて
信仰の集まる場所に宇宙の光が降りてくるというお話をしましたが、
その降りてきたエネルギーと人々との関りについて少し触れてみたいと思います。
何かしらの意図を持って信仰する土地には、その信仰の対象となるもののエネルギーをその土地が纏います。
竹生島を例に挙げると、古の自然崇拝の神々、四天王、弁財天、市杵島姫命、黒龍など、
実に多くのエネルギーが何層にも重なっています。
どのエネルギーと繋がりを持つかは、その時のご自身のエネルギー状態、波動、精神世界の学びの段階、
必要とされるエネルギーなどにより異なります。
同じ場所なのに数年後に訪れたら何か異なる感じを受けた場合は、ご自身が以前訪れた時とは異なる段階にいるからです。
逆にその土地のエネルギーを必要とする場合は、その土地に降りてくる神々などに敬意を払い、
しきたりに沿って参拝されると良いと思います。
また、お力添え下さったことに感謝の気持ちを持ってお礼参りをすることも忘れないでください。
その土地に行くことで運が開けるようになっていることもありますので、気になっている聖地がございましたら是非足を運んでみてください。
聖地巡礼をして、ご自身と向き合うことでエネルギーを高める方法もあります。
風の時代になり、聖地巡礼をすることで自己と向き合う方が私の周りにもとても増えてきており、
良い傾向ではないかと感じております。
日本でしたらお大師さま(空海)が修行された霊場八十八箇所を辿るお遍路や、
イスラム教でしたらイスラム教徒のメッカへの巡礼“ハッジ”などが有名ですが、
ヨーロッパの聖地巡礼でしたらサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路(カミーノ・デ・サンティアゴ)です。
※歴史の説明は長くなるので、Wiki先生のリンクに説明を委ねます。
フランスルート、スペインルート、ポルトガルルートなど様々なルートから最終地点のスペインにあるキリスト教の聖地、
サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指します。
老若男女問わず本当に多くの方が夏の長期休暇を利用して巡礼されており、通常何年かかけて歩かれている印象です。
千年近い歴史があるこの巡礼の道には、そこを辿った方々の思いが複雑に絡み合い、
特別なエネルギーラインが作られている感じを受けます。
目的地のエネルギーより、巡礼の道を歩くことで降りてくるエネルギーの方が特殊で、ちょっと特別な感じのする印象です。